Q.「更地渡し」と「現況渡し」のどちらを選択すべきですか？

石原 靖也 宅建士

覚王山不動産販売　株式会社 | 愛知県

大喜幸運さん

はじめまして。
覚王山不動産販売の石原と申します。

さて、資金等によりケースバイケースですが、やはり最初に更地にした方が、注文住宅等を建築する予定のお客様には、ウケが良いです。
やはり、古い建物があると、少し物件が重たく見えます。

更地の方が高く売れるかというと、必ずしも高くとも言い切れませんが、古家があるより早く売れやすいです。

ただし、木造の古家でも築年数によりますが、なかにはリフォームや外壁塗装等で修繕し、そのまま現況で買われる買主様もいらっしゃっいます。

固定資産税の点では、賦課期日である1月1日に古家があった方が、固定資産税が安くなるので、年をまたぎそうな場合は解体を1月以降にするなどをご検討されても良いかもしれません。

売却方法としてポピュラーなのは

現況は古家ありで販売しながら、解体更地渡し相談可とするものです。

そうすると、場合によっては古家を使いたい買主様がいらしたら、解体費用がかからないからです。

売却をお急ぎでないようでしたら、古家付きで解体更地渡し相談可能として販売されるのが良いかもしれません。

よろしくお願い申し上げます。

覚王山不動産販売株式会社　石原

阪口 修一 宅建士,公認 不動産コンサルティングマスター

エスアール・パートナーズ株式会社 | 大阪府

大喜幸運さん、はじめまして。

高く売却するための解体の判断ですが、対象不動産の個別状況（面積や地形、接道等）により違いが出てきます。
更地にしてエンドユーザーが購入する場合は、購入後に建築を行うため、入居までに時間や手間がかかりますのでその市場により需要が少ない場合もあります。
もし需要が少なく、売却に時間がかかるような地域であれば不動産会社に古家つきのまま売却するほうが時間や手間を考慮すると良い条件が出ることもあります。
不動産会社の直接買い取りの場合は仲介手数料も不要ですので、一度査定を依頼してみて判断してはいかがでしょうか。