Q.住信sbiネット銀行の住宅ローン審査は厳しいですか？

小田 篤史 宅建士

商業土地開発株式会社 | 兵庫県

初めまして小田と申します。

住宅ローンは物件の担保価値よりも個人の属性に重点を置いています。
もちろん一定の基準があり、それを満たさない物件にはそもそも融資をしてもらえません。
属性面では、年収、勤務形態、勤務年数、その他ローンの支払い、信用情報、基準金利での返済比率がメインで審査となります。その他、運転免許の再発行回数や、保険証の発行日や在籍確認、国家資格の有無なども確認されます。また団信加入必須の場合は病歴や健康状態も必要です。

ネット銀行の場合、これらを入力して判定するデジタルな処理での審査が主体となります。
フラット35も同様です。
可・不可・要検討のような結果で要検討のような結果の場合は追加資料の提出などで人の手で審査します。

銀行により審査の基準は総合的に判断という曖昧な内容しか提示されていませんが、基本的には信用情報が異動（いわゆるブラック）や、延滞滞納が複数回ある場合、その他ローンの年間支払額が多すぎるなどが審査に落ちる主な要因でそれ以外の場合は、パッケージローンではなく変動のプロパーローンで金利UPや融資金額の制限、融資期間の制限にすれば通ることが多いです。このあたりは銀行の融資担当に相談してください。融資担当は営業で融資審査とは別部門ではありますが、概ね審査に通る通らないの見通しは教えてもらえると思います。尚、保証会社付のローンの場合は保証会社次第になりますので、融資担当もはっきりとは言ってくれない可能性はあります。ただ、この辺の交渉や確認がネット銀行の場合できないので、そういった面では不便ではあります。

尚、銀行の融資が通ったからといって、審査が甘い甘くないではなく、それは実際支払いを今後できるはずと保証しているものではありませんので、無理したローンは組むべきではないと考えます。