Q.用途地域が変更がされると不動産価格どのような影響がありますか？

橋本 好美 宅建士,FP1級,CFP®️,相続アドバイザー,公認 不動産コンサルティングマスター

不動産コンサルタント | 東京都

ライブラさんこんにちは

不動産FP橋本です。

『用途地域が変更がされると不動産価格どのような影響がありますか？』の回答をします。

　私の住まいのエリアに計画道路が事業決定され、用地買収が進んでおります。開通した場合の道路沿い等の土地は、将来は用途地域が変更されます。

　用途地域変更までには少し時間がかかると思われますが、建築基準法上の建蔽率や容積率が緩和され、現在より大きな建物を建設することが可能になります。将来は、坪単価は上がると思われます。

　道路沿いにお住いの方の考え方も人それぞれで、住環境としては決して静かとは言えなくなることが予想されますので、売却して引っ越しされた方もいらっしゃれば、同じ広さの土地で大きな建物が建設されることを好感して買い増しされる方もいらっしゃいます。

　選択を迫られた方の話を伺うと、複雑なようです。若い時はいいのですが、年齢を重ねると、引っ越しの準備、東京都との書類のやり取り等大変な作業が必要になりますので。

　中には、購入を決めたのは計画決定されていたので、将来的にリフォーム等を考えれば、東京都に用地買収をして貰えば、買替がしやすいことを見越していた方もいらっしゃいました。

　同じ土地に関して考え方はいろいろあるようです。

　よろしくお願いいたします。

佐野 友美 宅建士,行政書士,FP2級

不動産コンサルタント | 静岡県

宅建士で行政書士の佐野と申します。

【回答】　
価格について、下がる場合、上がる場合、両方あると思います。

【説明】
用途地域が変更になることで、建築できる建物の種類や、規模、高さなどが変わります。

建築の規制が緩くなるのであれば、土地の活用がしやすくなります。
また開発がしやすくなり、取引が活発になる契機になるかもしれません。

逆の場合は、土地の活用が難しくなり、取引が沈静化する可能性があります。
※住環境が向上して人気が高まる可能性はありますが、効果が出るまでにかなりの年月が必要です。

用途地域はそうそう変わるものではないので現時点ではデータが少ないとは思いますが、回答の通り、価格は下がる場合、上がる場合、両方あると思います。

以上、回答いたします。