Q.空き家ってたくさんあるけど誰が決めるの？基準は何？

朝倉 多恵子 宅建士,FP3級,賃貸不動産経営管理士

小舟ガーデン株式会社 | 愛知県

【宇野辺】様

はじめまして朝倉でございます。

『空き家ってたくさんあるけど誰が決めるの？基準は何？空き家問題とか世では言われてたくさんあるみたいですが、誰が空き家として決めるのでしょうか？誰か調査いったりして誰もいないからで認定したりするんでしょうか？』

について

【結論】

空き家とは
1 年以上住んでいない、または使われていない家

判断基準としては、人の出入りや、電気・ガス・水道の使用状況、物件の管理状況、所有者の利用実績などを市町村自らが行います。


【空き家調査】

1. 住民基本台帳や不動産登記簿の記録
2.実態調査
3.建物の状態や利用状況
4. 所有者の申告
5.近隣からの相談


【特定空家とは】

・倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他周辺の生活環境の保全を図るために 放置することが不適切である状態

【特定空家認定されると】

市町村から状態を改善するよう助言・指導される

（それでも状態が改善されない場合は）

→改善の勧告や命令を受ける

（それでも状態が改善されない場合は）

行政代執行を行い、空き家を解体する
※費用は所有者負担


固定資産税が住宅用地の特例の適用から除外されることから6倍になる


【まとめ】

どうしても⚪︎回忌が終わるまでは売ったり解体ができない。所有者が他県で離れているから年に1回しか家に行けないと、知らないうちに不法投棄、不法侵入、放火、雑草、建物倒壊などご近所様にご迷惑をかけることがあります。

売ったり、解体できない間は、頻繁に家を見に行くことや私共のような業者にお願いすることも必要です。


参考にしていただければ嬉しいです。

以上。