Q.フラット35とは？誰でもできるのか？

橋本 好美 宅建士,FP1級,CFP®️,相続アドバイザー,公認 不動産コンサルティングマスター

不動産コンサルタント | 東京都

ミラー鏡さんこんにちは

不動産FP橋本です。

『フラット３５とが？誰でもできるのか？』回答します。

　フラット３５には、「買取型」と「保証型」の２種類があります。

　契約者が返済できなくなった場合に、住宅金融支援機構が保証金を支払う「保証型」は９機関しか取り扱っていないので、「買取型」について説明します。

　申込要件
①申込時の年齢が満７０歳未満の方（親子リレー返済をご利用の場合は満７０歳以上の方もお申し込み可能）
②日本国籍の方、永住許可を受けている方または特別永住者
③年収　４００万円未満　３０％以下、　４００万円以上　３５％以下
④一戸建ての床面積は７０㎡以上、マンションの場合は専有面積　３０㎡以上

保証料、繰上返済手数料不要で、借入金額は１００万円以上８,０００万円までで物件価格の９割まで利用可能となっております。

　会社員の方で、転職等されていなければ直近の源泉徴収票でお申し込みできますが、自営業又は個人事業主の場合は確定申告書2期分とある金融機関もありますが、3期分くらいご準備されると無難でしょう。

　ご注意いただきたいのは、注文住宅を希望される場合です。

　住宅ローンは、建物に対しての融資が建前です。建物の工事請負契約書の写しを提出し、借入対象となる住宅の住宅金融支援機構が定める技術基準に適合していることを証明する適合証明書を提出することになりますが、住宅ローンが実行されるのは住宅の引渡し時です。

　つまり、審査が通って契約し着工するわけですが、建物が完成するまで数か月はかかります。その間つなぎ融資を組まなければなりません。土地代や建物の手付金、中間金などの費用の利息や事務手数料、印紙代など別途かかります。

　特に注文住宅を利用される方は、事前に調査して利用されることをお勧めいたします。

　よろしくお願いいたします。