Q.フラット35でペアローンを利用できないのはなぜ？

橋本 好美 宅建士,FP1級,CFP®️,相続アドバイザー,公認 不動産コンサルティングマスター

不動産コンサルタント | 東京都

しゃねるーさんこんにちは

不動産FP橋本です。

『フラット３５でペアローンを利用できないのはなぜ？』の回答をします。

　いろいろ検索しましたが、明確な理由の書き込みはありませんでした。しゃねるーさんのおっしゃる通り、利用はできないようです。

　収入合算でも、２通りの方法があるようです。

　一つは、世帯年収をあげて借入金を増やすための方法です。この場合は、収入合算者は、連帯保証人となりますが、住宅ローン控除を受けるのは、主債務者のみとなります。

　もう一つは収入合算でも、合算者が連帯債務者となる方法です。

　住宅ローンは１本のみですが、名義人は主債務者で合算者は連帯債務者となります。この場合ですと、収入合算者も住宅ローン控除を受けることができます。また、団信において二人で加入することができる夫婦連生保険（デュエット）を選択することもできるようです。この場合はどちらかが亡くなった時に、住宅ローンが残された側の分も完済される仕組みのようです。デメリットとしては、金利の上乗せがあるようです。

　　この方法を選択すれば、住宅ローンをペアローンのように２本組むより、金融機関の印紙代や事務手数料等が１本分で、ローン控除と団信のメリットが利用できるので、考えてみるのもよろしいのではないでしょうか。

　よろしくお願いいたします。