こんにちは。
「CICにPマークがあると住宅ローン審査に影響がありますか?」とのご質問、ありがとうございます。回答させていただきます。
個人信用情報に記載された「P」のマークはネガティブ情報の1つで、住宅ローンの審査ではマイナスに作用する可能性が否めません。
個信の記載方法は独特で少し分かりにくい面がありますから、記載された記号の意味を含めて説明します。
主要な個人信用情報機関はCIC以外にも2つあり、銀行に限らずクレジットカード会社や信販会社など、お金の貸し借りに関連する業務を行う会社はいずれかに登録しています。
①全国銀行個人信用情報センター(KSC)
②株式会社シー・アイ・シー(CIC)
③日本信用情報機構(JICC)
個人信用情報の記載方法は少し独特で、「」、請求がなかった月は「-」、支払いが滞った月は「A」のマークが載ります。ご質問の「P」という記号は、「一部の支払いがあった」という意味です。
つまり「請求金額全額の支払いがなく、一部の支払いが滞った」というマイナスの情報です。
滞りなく支払っていれば「A」や「P」などの記号は記載されませんから、これが1つでもあればマイナス要因として作用します。
とはいえ、「A」や「P」が1つ2つ付いている状況だからといって、必ずしもローン審査が否決されるとは限りません。「口座間の資金移動を忘れた」など、ちょっとしたミスを起こす可能性は誰にでもあり得るからです。
ただし、この状況で手当たり次第にローンの申し込みをするのはおすすめできません。申し込みを受けた金融機関は個人信用情報を参照するため、「P」というネガティブ情報を拡散させる結果につながるからです。
ご自身で事前審査を行うよりも、住宅ローンに強い不動産会社に相談してみることをおすすめします。
ちなみに支払い状況が記載されるのは2年間分です。新たな情報が記載されれば、2年前以前の情報は押し出されて消えてしまいます。
ネガティブ情報の登録がもうすぐ消えそうな状況であれば、消えるのを待って手続きをするのも1つの方法です。